大切な友の素敵な和の世界 17 <文化について>November 19, 2007
使いこなし、生かす技 編
物を生かすということに関して、日本人は大変にするどい感性を持っていると思うのです。掛け軸、花、飾り物、茶道具など、一つの空間の中でそれらの調和がとられ、それぞれの物が生かされたとき、そこに例えようもない美しさがあらわれます。物をどう使いこなし生かすのか、考えて考えて考え抜いて、それぞれにぴったりとした生かされる場を見つけ出し、その関係性の調和がとれたとき、そこに感動が生まれ、人を動かす力が働くのです。
きものにおいてのおしゃれも、そういった和の精神が重要なことは言うまでもありま
せん。同じように、きもの、帯、小物が調和し、引き立て合ったときに、何とも言えない美しさがあらわれるのだと思います。
たった一度でも、人様の目に焼き付いて忘れ得ない感動を与えるような装いができたなら、きもの好き冥利に尽きるというものでしょう。そんな真剣勝負のおしゃれをする価値が、きものにはあるのです。
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